Liberal Climber

ヒルクライムの入賞を目指すためのブログ

続 エベレスティング

■走行距離 174km(7/13) ■体重56.1kg ■安静時心拍数52 TSS319

 

エベレスティングはヒルリピートで獲得標高をエベレストの8848mをクリアするチャレンジ。時間制限はないものの、途中で寝てはいけないというかえってきつい縛りが付く。

 

このクレイジーなチャレンジではコース選択が重要になってくる。傾斜がきつくて距離が長いと本数は少なくて済むものの、1本1本のダメージが大きくなる。下りも長くきつくなると握力がなくなり危険。いかに筋力を使わずに距離を消化するか。20時間以上の走行になるため、夜間の安全性も重要。

今回彼が選んだコースは1.6kmで90mアップを100本。往復なので単純計算をしても走行距離は320kmになる。路面状態、見晴らしが良く、路側帯が広く、下りはノーブレーキで行けるコースだった。

 

朝の4時半にスタートし10本1セットで10セット。朝に職場に行ってから、26本目からの合流となった。ペースを乱さないように後ろから付いていくと260W 5分くらいで、これを100本はマジか!?とびびる。この1本はやはり早かったようで、29本目からは前を牽く。16本一緒に上り、昼休憩するとのことで、裏阿原山のTTリベンジに向かう。

 

この間にリピートで下りのフォームをいろいろ試してみた。

トップチューブに乗るクラウチングスタイルだとペダリングしなくても+5km/hくらい加速できる。下ハンだとスピード維持、ブラケットトップだと-2km/hでクラウチングスタイルの圧勝。

 

ヒルリピートで1本1本のダメージは軽いものの、本数が増えるとじわりと効いてくる。暑さもあってか、TTでは最近にしては珍しく前半からHR170台。緩斜面でのシフトアップ、パワー維持を心がける。

29:33 275W 77rpm maxHR 178

帰宅してこの時点で100km超え。

 

午後に庭の草取りをして、子供たちを寝かしつけ、22時ころから81本目に合流。午前よりもやはりだいぶ疲労の色が顔に出ている。5本毎に休憩して、91本目からはさらにペースダウンして蛇行するようにもなり危ない感じ。胃腸のダメージも相当なようで、消化不良に伴うハンガーノック状態だった。中止させたほうが良いかとも思ったが、モンスターで糖分とカフェインを注入したことで見事に復帰。ラスト3本からは明らかにペダリングが力強くなり、ラスト1本は100本のうち最速で280W4分。なんてタフなんだ!23時間弱のチャレンジで無事にfinish.

 

結局35本一緒に走り、僕の獲得標高は3238mで富士山にも足りず。肉体以上にメンタル勝負なチャレンジでした。無事に公式記録として認められたようであっぱれ!