InBodyによる身体計測
職場にあるInBody S10で身体計測してみた。ジムではコロナ対策のためか、体組成計が撤去されてしまった。
InBody S10は医療施設用の体組成計で楽天市場だと245万!!?
部位別筋肉量や部位別水分量、ECW/TBW(extracellular water/ total body water、体水分均衡)など水分量の評価が重点化されている。高齢者のむくみや栄養状態の評価に使用されるため、稼働式で臥位でも測定できる。その代わり、体重は測定できず、別に測定して入力する。
InBodyはシーズン前やシーズン中の体組成の変化や国際レベルの選手の体組成とパフォーマンスの関連を調べる研究などにも活用されている。
体重は最近58.5-59.5kg程度で変動しており、59.0kgとし、昼食前に測定した。左右の第1, 3指、足関節に電極を装着し、立ったまま測定。
細胞内水分量24.9L、細胞外水分量14.5L→体水分量39.4L(66.8%)
筋肉量50.8kg
体脂肪量 5.2kg 8.8%
骨ミネラル量2.97kg
骨格筋量 30.5kg
右腕 筋肉量2.70kg 水分量2.10L 85%
左腕 筋肉量2.57kg 水分量1.99L 82%
体幹 筋肉量22.5kg 水分量17.4L 88%
右脚 筋肉量9.46kg 水分量7.33L 107%
左脚 筋肉量9.36kg 水分量7.26L 106%
ECW/TBW 0.367
基礎代謝量 1532kcal
慣れないためなかなか解釈しにくいが、
筋肉量+体脂肪量+骨ミネラル量=体重
筋肉量ー骨格筋量=内臓筋(平滑筋+心筋)
除脂肪量=体重ー体脂肪量=細胞内水分量+細胞外水分量+たんぱく質量+骨ミネラル量
※心筋は横紋筋であり骨格筋に含まれている可能性あり。心筋重量は200g程度だから、どちらに含まれても誤差範囲と見なせる。
ECW/TBWは0.36-0.38が標準とされ、0.40を超えると細胞外=間質の水分の割合が多く、むくみが生じている状態。引き締まったアスリートでは0.35台になることもある。
この辺の解釈が理解できれば、減量を考えたときに脂肪を減らしていくのか、水分量の調節余地があるのか目安にできるかもしれない。
シーズン中を含めて経時的に測定してみたい。